2011-01-01から1年間の記事一覧

私的シネマランキング2011 ベストテン

去年と同じく、今年劇場で鑑賞した映画全108本(リバイバル、特集上映を除く)をランキング形式で発表したいと思います。はてさてどうなることやら。まずは、早速ベストテンから。 1位 スーパー! 二回目の鑑賞からは、まるでハッピーエンドのヒーロー映画の…

2011年に鑑賞した映画リスト覚え書き(下半期)

2011年劇場で観た映画リスト。続いて下半期。7〜12月。(1〜6月はコチラ / 2011年に鑑賞した映画リスト覚え書き(上半期) - 殺風景の記録) 7月 ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える デンデラ 大鹿村騒動記 アイ・アム・ナンバー4 スペイン一…

2011年に鑑賞した映画リスト覚え書き(上半期)

暮れも押し迫り、そろそろベスト選出の季節となりました。それに先駆け、2011年に劇場で観た映画をリストアップします。まずは上半期、1〜6月。 1月 トロン:レガシー エリックを探して 極悪レミー スプライス ソーシャル・ネットワーク ばかもの グリーン・…

学生時代は帰宅部オンリーだった男のスポーツ映画ベストテン

滑り込みで「男の魂に火をつけろ!」(id:washburn1975)さんの「スポーツ映画ベストテン」に参加させていただきます。http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20111101 1.『バトルランナー』(1987米/ポール・マイケル・グレイザー監督/アーノルド・シュワル…

ビクトリアレイク上湖作戦 『ピラニア3D』

主人公の青年が何故ピクシーズのTシャツを着ていたかは不明。 『ハイテンション』のアレクサンドル・アジャ監督作。 その昔、スティーブン・スピルバーグ監督は「うあああ!戦争で人体がぐっちゃぐちゃに破壊されてるシーン撮りてえぇぇぇ!!!もう、手とか…

サマソニ大阪に行ったという話の2

サマーソニック大阪2日目にも行ってきました。(1日目の話はコチラ / サマソニ大阪に行ったという話 - 殺風景の記録 サマソニ大阪のミッドナイトソニックにも行ったという話 - 殺風景の記録 ) 軽く寝坊して昼過ぎに到着。あー、今日も暑い。あまりの暑さに本…

サマソニ大阪のミッドナイトソニックにも行ったという話

サマーソニック2日目の話の前に、軽くミッドナイトソニックのことを。 (1日目はコチラ/サマソニ大阪に行ったという話 - 殺風景の記録) レッチリをチラ見した後、ソニックステージへ。そこで昼間、ソニックステージでのライブ中に知り合い、一緒にミッドナ…

サマソニ大阪に行ったという話

2年振りにサマーソニック大阪に行ってきました。 炎天下の中を延々並んでシャトルバスに乗り込みようやく会場到着。まずTシャツでも購入しようと売り場に向かうも、これまた恐ろしい程の長蛇の列。グッズは早々に諦め、夏が苦手な不健康ロックファンのたまり…

許すはよし、忘れるはなおよし 『大鹿村騒動記』

でんでんも出てますが、怖くはないので安心してください。 阪本順治監督作。「忘れる」ことは最大の「許し」である。という言葉を聞いたことがある。確かに口では「許す」というのは簡単だが、「忘れる」というのはなかなか難しい。それが近しい人なら尚の事…

紛うことなきガールズムービー 『デンデラ』

ドキッ!女だらけの雪山登山 故・今村昌平監督の息子、天願大介監督作。以前に予告編を観て「酷寒の山に捨て去られた老婆たち…。しかし、彼女等は生きていた!」みたいな煽りに「おお!まさか『姨捨山・オブ・ザ・デッド』か!?」と、ちょっと気にはなって…

あの頃トリビュートムービー 『SUPER 8/スーパーエイト』

どうでもいい話だが、俺は(特定の世代向け)コンピレーション・アルバムというのが嫌いである。最近でも70〜80年代の懐かしのヒット曲を無節操に寄せ集めては、「あの頃」に青春時代を送り、現在は生活に余裕もある大人達から、安易に小銭を掠め取るセコい…

運命から その銃をもぎ取れ 『ロシアン・ルーレット』

この部屋出るのはどちらだ! 生き残る奴は誰だ! 引っ込みのつかなくなった人生は例えて言えば 運命と呼ばれるやつとロシアンルーレット 筋肉少女帯『ロシアンルーレット・マイライフ』 ゲラ・バブルアニ監督による、自身の作品『13/ザメッティ』のハリウッド…

『ブラック・スワン』を観て思い出した、とある男を襲った悲劇

Based on a True Story 昔、ケリー・フォン・エリック*1というプロレスラーがいた。 彼の父はフリッツ・フォン・エリック*2。巨大な掌と一説には200kgを超えると言われた握力を持つ有名なプロレスラーで、必殺技「アイアンクロー」を武器に世界中に名声を轟…

”友情”・”努力”・の果てに”勝利”はあるのか?  『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』

目と目で通じ合ってます。 『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督作。X-MENシリーズ過去作は1.2は「観たけど、あんまり記憶に無い」という、ある種「観てない」よりもタチの悪い状態だったので、当初はスルー予定だったのだが、Twitterでのフォロワーの…

はたらくのみさん 『さや侍』

静寂の森の中を、さや侍が走り抜けるタイトルバックは格好良かった。 松本人志監督第3作。過去作と異なり、松本自身は監督に専念し、野見隆明という松本のバラエティ番組で見出された素人の中年男性を主役に据えた異色作。 過去2作品と比べると映画の体裁を…

Destroy All Monsters!!  『悪魔を見た』

チェ・ミンシクって、元ジョーダンズの三又又三に似てるね。それに石橋凌を混ぜた感じ。(以降、ネタバレあります) 婚約者を残忍な連続殺人犯ギョンチョル(チェ・ミンシク)に惨殺された国家情報院捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)が、復讐鬼となって極秘…

暴力映画としての 『キック・アス』  (ネタばれあり)

ヒーロー映画として語るには、歪な部分が多すぎる 主人公デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、スーパーヒーローに憧れる平凡な高校生。ある日、インターネットで買ったスーツを身に付け、ヒーローとして街で活動を開始する。その活躍の動画がYou TubeにUpされ、…

血塗れの緊張と駄洒落の緩和 『冷たい熱帯魚』

俺もこんなホストクラブなら行ってみたい。ちょっとくらいなら、ぼられてもいい。 小さな熱帯魚屋を経営する社本信行(吹越満)の家庭は崩壊寸前だった。ある日、娘の万引きがきっかけで、大型熱帯魚店「アマゾンゴールド」のオーナー村田幸雄(でんでん)と…

探偵!ナイトスクープ 『レイテ島からの葉書』

演出家の大根仁さんが、ここ最近のブログやTwitterでバラエティ番組「探偵!ナイトスクープ」の中の一本『レイテ島からの葉書』というVTRを話題にされてました。 大根仁のページ : 涙腺決壊 - ライブドアブログ あまりの絶賛振りに興味をもったので、早速(…

財力と、それ以外の力がバロムクロス!! 『グリーン・ホーネット』

あ、ごめんなさい。バロムワンよく知りません・・・・ 新聞社の社長のボンクラ息子・ブリット(セス・ローゲン)。ある日、父が蜂に刺され急死したことで急遽、社長の座に就く事となる。彼は父の運転手をしていたアジア人・カトー(ジェイ・チョウ)とコンビを組…

カントナならこう言うね  『エリックを探して』

ケン・ローチ監督の新作。主人公の冴えない郵便局員エリックは、再婚した妻に逃げられ、残された妻の2人の連れ子と暮らしているが、不良グループに仲間入りした彼らには馬鹿にされている。今でも離婚した1人目の妻リリーにまだ未練はあるが、相手にされな…

『トロン:レガシー』

おかっぱプログラムガール、クオラさん。ちょっぴり不思議ちゃん。 はいはい、2011映画初めとして観てきましたよ『トロン:レガシー 3D』1982年の映画『トロン』の続編です。 おれの去年の映画初めが『アバター』で、その圧倒的な映像の凄さに、「こ、これは…

私的シネマランキング2010 41位〜75位

だれが得するんだという私的シネマランキング。 では41位以下から最下位まで一気に垂れ流していきましょう。 41位 デイブレイカー これまた吸血鬼モチーフの秀作。ヴァンパイア設定の映画は目新しくて面白いものが多いですなー。フランケンも狼男もがんばれ…

私的シネマランキング2010 11位〜40位

私的シネマランキング11位以下の発表。一応、一言コメントも付けてますが、感想の体を成してないものもあります。では、ざっくりと。 11位 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を 相変わらずハイクオリティなジョニー・トー作品。傑作なのですが、前作『エグザイル/…

私的シネマランキング2010 ベストテン

ライムスター宇多丸さんのTBSラジオ「ウィークエンドシャッフル」に倣って、今年劇場で鑑賞した映画全75本(リバイバル、特集上映を除く)をランキング形式で発表したいと思います。こちとら文章力や洞察力に欠けているので、質より量で勝負ってとこです。誰…