学生時代は帰宅部オンリーだった男のスポーツ映画ベストテン

滑り込みで「男の魂に火をつけろ!」(id:washburn1975)さんの「スポーツ映画ベストテン」に参加させていただきます。

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20111101


1.『バトルランナー』(1987米/ポール・マイケル・グレイザー監督/アーノルド・シュワルツェネッガー主演/長距離走ほか)

誰が何といおうが個人的にオールタイムベスト級に大好きな作品。今作をスポーツ映画にカテゴライズしていいのか?という所も問題なのだが、まあ作品内の殺人ゲーム「ランニングマン」は長距離走だし、サブゼロとのバトルはアイスホッケーだし、バズソーとかダイナモモータースポーツだし、キャプテン・フリーダムはケーブルチャンネルでエアロビ番組やってるし、てか、演じるジェシー・ベンチュラはプロレスラーだし、ファイアーボールの登場とか何かロサンゼルスオリンピックの開会式みたいで…、まあいいじゃないですか!俺はデーモンが大好きなんだよ!
とりあえず全国民が見るべき名作には間違いないので、一刻も早くDVDを再発して頂きたい。その際には日本語吹替えは是非「日曜洋画劇場」ヴァージョンでお願いします。「決まったァ!!」


2.『レスラー』(2008米/ダーレン・アロノフスキー監督/ミッキー・ローク主演/プロレス)

アメリカンプロレス界の裏側を描いたドキュメンタリー映画ビヨンド・ザ・マット』(コチラも名作!)でのジェイク・ロバーツをモデルとした、80年代アメリカンプロレスの世界を生きた老レスラーの緩やかな破滅を描いた男泣き必至の傑作。役柄が自身のキャリアとも重なるミッキー・ロークが素晴らしいはまり役。この映画の影響で、これ以降の作品でのミッキー・ロークが全て引退したランディが役者として特別出演しているようにしか思えなくなる事態に。


3.『ローラーガールズ・ダイアリー』(2009米/ドリュー・バリモア監督/エレン・ペイジ主演/ローラーゲーム

主役のエレン・ペイジは勿論、ライバル役のジュリエット・ルイス、エレンのチームメイト役のドリュー・バリモアゾーイ・ベル、エレンと衝突する母親役のマーシャ・ゲイ・ハーデン…などなど各世代の女性陣が全員魅力的という奇跡のガールズムービー。この場合の「ガール」は少女も娘も女性も母親も含む。スポーツ映画的シーンとしては、チーム対抗パイ投げシーンもプロレス団体っぽくて好き。敵チームでも同じ釜の飯を食べてる感じが出ている(て、どこがスポーツ映画的だ)。


4.『カリフォルニア・ドールズ』(1981米/ロバート・アルドリッチ監督/ピーター・フォーク主演/女子プロレス

いわずと知れたプロレス映画の金字塔(とか、いいつつ最近ようやく観た)。白眉はクライマックスのタイトルマッチシーン。今や、すれっからしの中年となった俺でも、このくだりで子供の頃に観たプロレス中継での興奮、プロレスの醍醐味を思い出すことが出来た。プロレスラーのドサ回りを描くとロードムービーになるんだなとヘンなところで感心。てか、さっきからプロレスの話しかしてない。


5.『ロッキー』(1976米/ジョン・G・アヴィルドセン監督/シルベスター・スタローン主演/ボクシング)

以降のボクシング映画に多大なる影響を与えた名作。まあそれよりもロッキーとエイドリアンのスケートリンクでのしょぼくれたデートシーンが大好きなので。


6.『少林サッカー』(2001香港/チャウ・シンチー監督、主演/中国武術

面白い。ホントに面白い。ただただ面白く、そして熱い。それだけでいい。あ、でも剃髪姿のヴィッキー・チャオも可愛いのも大事。


7.『イップ・マン 葉問』(2010香港/ウィルソン・イップ監督/ドニー・イェン主演/詠春拳

「イップ・マンは序章より葉問!」を標榜している俺としては外すわけにはいかなかったので無理矢理ランクインさせた(因みに代わりにランク落ちしたのは『ロッキー4/炎の友情』)。これ一作でロッキー1〜4までが楽しめるという若干胃もたれするようなステキな作品。これでラストにイップ・マン師匠と李小龍の路上バトルがあったら完璧(『ロッキー5』オマージュ)


8.『がんばっていきまっしょい』(1998日本/磯村一路監督/田中麗菜主演/女子ボート)

世間的に未だに「なっちゃん」のCMが代表作の女優、田中麗菜主演の名作。劇中、田中麗菜はずっと不貞腐れてる感じなんだけどとても魅力的。やはり「スポーツ青春映画」と「アイドル女優映画」は親和性が高い。もう「有望な若手女優はスポーツ青春映画を絶対一本制作する」という法律を政令し施行すべき。


9.『ワイルド・フラワーズ』(2004日本/小松隆志監督/岡田義徳主演/女子プロレス

正直、他に挙げた作品と比べると数段落ちるとは思うが、女子プロレスという世間的にはまだまだ日陰の世界を題材に、王道のスポーツ映画のフォーマットを使いながら、ミスター高橋以前の虚実清濁を引っ括めたプロレスの魅力を描き出せていると思うのでランクインさせました。


10.チアーズ!(2000米/ペイトン・リード監督/キルスティン・ダンスト主演/チア・リーディング)

全く興味のないキルスティン・ダンストがとても魅力的で、あまり興味のないチアリーディングのパフォーマンスがとても魅力的で、まあまあ興味のあるチアコスがやはり魅力的だったので。


以上。ざっと見返してみると、アレだな。俺のとってのスポーツ映画は「リングと女の子」なんだな。ありがとう!このベストテンを選んだこと後悔してないよ!