私的シネマランキング2010 41位〜75位

だれが得するんだという私的シネマランキング。
では41位以下から最下位まで一気に垂れ流していきましょう。



41位 デイブレイカー
これまた吸血鬼モチーフの秀作。ヴァンパイア設定の映画は目新しくて面白いものが多いですなー。フランケンも狼男もがんばれ!フンガー!


42位  マイレージ・マイライフ
『JUNO』の時も思ったんですが、どうもこの監督の作品にはノリきれない。良作だとは思うんですけどね。なんでだろ?
彼氏に振られたアナ・ケンドリックちゃんが、マイク両手持ちで“Time After Time”を歌うシーンは素晴らしかったです。2010年度ベストソング大賞受賞です。おめでとうございます。


43位 シャーロックホームズ
ガイ・リッチーのくせに頑張ったな(上から目線)


44位 ザ・ロード
終末世界のビジュアルイメージが素晴らしかったです。あと、一瞬キン○マ見えなかった?ヴィゴ・モーテンセンだからイメージ補正しちゃったのかな。


45位 悪人
あそこまで人物を描ききった上で、柄本明が事件に係わった人間全員(もちろん深津絵里も)に復讐していくってハナシだったらパク・チャヌク級の大傑作になったのにと思いました。余談ですが、周りの人に映画の感想を聞かれたときに「結局のところ、妻夫木クンがSEX上手いのが全ての元凶だったんだよ」と適当な事を答えていたのですが、今思えば当たらずも遠からずな気がします。


46位 特攻野郎Aチーム THE MOVIE

クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンの元気な姿を観る事が出来ます。なんでミスターTはカメオ出演しなかったんだろう…


47位 義兄弟 SECRET REUNION
南北問題や人種問題といった扱いにくい事柄をテーマに、しっかりした娯楽作に仕上いて感心してしまいました。若干、演出が感傷的すぎるかなとも思いました。「影」も「南に行くと、人は感傷的になっていけない」的な事を言ってましたよね?


48位 ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人
どんな形でもいいので、自分の好きな事柄を忘れずに興味を持って行動していれば、人生は面白く豊かになるし、奇跡だって起こるかもしれません。そんな気持ちにさせられました。


49位 ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ
一人の青年の成長譚としても良くできていたと思います。リンゴ・スターは登場しません。ズーイーちゃんが怒りますよ。

 
50位 タイタンの戦い
レイ・ハリーハウゼンのオリジナル作が好きなので、大サソリやペガサスや三人の魔女がどのように再現されるのかワクワクしながら観ていました。ブーボー(機械フクロウ)の扱いはちょっと不満です。


51位 プレデターズ
プレデター達の間にも上下関係があるのが興味深かったです。あとローレンス・フィッシュバーンが何を言っていたのか未だに理解できていません。


52位 ベストキッド
おれはアマチュア暴力も苦手なんですが、こども暴力はもっと苦手なのです。あと要所要所でウィル・スミスの顔がチラついて、若干イライラしてしまいました。


53位 涼宮ハルヒの消失
おれは基本アニメ門外漢なのですが、『涼宮ハルヒの憂鬱』の第一期は全て観ました。(TVアニメを全話鑑賞したのはカウボーイビバップ以来)なので、映画も期待して観に行ったのですが、いかんせん冗長に感じました。原作に忠実なのだそうですが、そこから取捨選択をしていくのが監督や脚本家の役割ではないのかと思いました。ハルヒTVシリーズは、さほどアニメに興味の無い層にも伝わる作品だと思っているので、この映画内容では熱狂的なファンには受けるでしょうが、それ以外には届かないのではないのか?と、非常に勿体ない印象を受けました。まあ、俺の嫁に主演の看板はらしておいて、このザマかコラ!という事です。


54位 ソルト
ジョリ姐のアクションやらなんやかんやにウハウハする映画。


55位 七瀬ふたたび
ダンテ・カーヴァーに携帯を持たせたら、それだけでギャグっぽく見えるので止めた方がいいと思いました。ただ、そこからの湖のシークエンスは素晴らしかったです。あと、既に色んなところで語られてますが、しょこたんの監督したプロローグはかなり良くできていたと思います。多岐川裕美の手!


56位 時をかける少女
仲里依紗の可愛さやらなんやかんやにキュンキュンする映画。


57位 恐怖
個人的に一番評価が難しい映画。タイトルに「恐怖」と謳ってるだけあって、映像としての恐怖描写もなかなかなものですが、もっと奥には、監督の語りたい、こうなんつーか…観念的っつーか…もっと根源の部分っつーか…感覚の具象化っつーか…そういうテーマがですね…すいません、とりあえずチェーンソーもってきてください。


58位 借り暮らしのアリエッティ
ちょうどいい塩梅の小品。短いし。


59位 クロッシング韓国映画

こういう映画が作られたこと自体が評価に値するんでしょうけど、演出の問題なのかどうも入りきれませんでした。自転車シーンと電話シーンで思いっきり泣きそうにはなりましたが。


60位 ザ・ウォーカー
派手な『ザ・ロード


61位 パリより愛をこめて
トラボルタ良かったですよ。


62位 ゼブラーマン2
ゼブラクイーンの活躍だけを30分くらいに纏めてくれたら、ベストテン級の作品になった事でしょう。次回作は『ゼブラクイーンVSゼブラナース 南海の大決闘』を是非!その際クドカンは関わらないでください。


63位 バイオハザード4
3D映画である必要性が…。まあミラ・ジョヴォヴィッチのアクションやらなんやかんやにウハウハできたからいいや…と、思っていたのですが、先日鑑賞した『ストーン』で、もっといいものを拝見できたので、一気に評価が下がりました。


64位 シャッターアイランド
まさかマーティン・スコセッシの作品がこんなランクになるとは…。気違いな方々やら横長の銃殺やら印象的なシーンは幾つもあるんですが、全体的には盛り上がりに欠けた印象です。あと宣伝方法は最悪でしたね。


65位 板尾創路の脱獄王
予想外にハードなグロ描写も(ちょっとだけ)あって、そこそこ楽しめました。”ふれあい”を歌うシーンが印象的。


66位 レポゼッション・メン
SF映画によくある「モチーフの背景に、現在のアメリカの抱える問題がメタファーとして云々…」という寓話的要素の強い話なんだろうなというのは理解できるんですが、それと映画として面白いのかは別物だなと思いました。衝撃的なオチも、そこまで演出が今ひとつな所為か読めてしまいました。


67位 サバイバル・オブ・ザ・デッド
このところのロメロ御大は良作続きだったので、期待して観に行ったのですが、今作はイマイチでした。「乗馬するゾンビ」という世にも珍しいものが見られたので良かったです。


68位 マッハ!弐
ものすごいアクションを行っているのはわかるんですが、いかんせん主演のトニー・ジャーに過去のアクションスターのようなカリスマ性を感じませんでした。あと途中で終わるんだったら最初からそう言っておいてください。


69位 REDLINE
手描きアニメメインで作られた映像はパワフルでよかったです。オチが唐突すぎて、ひっくり返りそうになりました。


70位 パラノーマルアクティビティー第2章
ホラー映画なのに怖くないとはこれ如何に。これは映画館の大きなスクリーンより、テレビで観たほうが面白かったでしょうね。お姉さん役の方がストライクだったので、飽きずに鑑賞は出来ました。


71位 トイレット
なんか全体的にあっさりしてました。劇中に出てくるロボットのビジュアルが最悪。たとえ興味が無いものでもモチーフとして使うのならば、キッチリと作り込むべきだと思います。オチはブラックで好きです。まあ、何個か上にある幾つかのコメントにも言える事ですがオチがどうの…って言ってる時点で、おれにとって語るものがない映画ってことなんでしょう。オチ云々で語っていいのは『シックス・センス』だけ!実は幽霊なんだよ!


72位 9 <ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜
高橋ヨシキ所長が「世界観だけを作って仕事が終わった気になってる映画」という、とても的を射た評をされてました。


73位 エルム街の悪夢
もう一度言いますが、ホラー映画なのに怖くないとはこれ如何に。フレディのビジュアルは最悪だと思います。全然、格好よくないです。


74位 ウルフマン
地上波テレビ放送時には『リキシマン』に改題されるそうです。すいません、内容を全く覚えてません。


75位 エアベンダー
TBSラジオ「ウィークエンド・シャッフル」のポッドキャストでの『アカシア』評で使っていた採点方法を借りるならば「100点満点で、娯楽映画として30点。シャマラン映画としてマイナス500点」という所です。おれはシャマランにこんなものを望んでいません。あと、だから途中で終わるんだったら最初からそう言っておいてくださいって!



というわけで、無理矢理ランク付けをしてみました。ただ本家と違って、おれは観たい作品しか観てないから下位の方でも普通に楽しんでます。73位までは一応、なんらか部分でプラス評価の作品です。まったくもって記憶がメメント状態の74位『ウルフマン』が、ちょうど”無”で、『エアベンダー』は唯一、マイナス評価という感じです。